2012年4月7日土曜日

絵との距離

晴れました!祈りが通じました!!!!
いそいそ準備して 昨日ちくちく作った歩く絵くん刺繍ももって 北投へ!

少し風が強いけど パレード日和だ
今日は応援団もたくさんいるし みなでわらわら 出発!
今日は 歩く絵君が歩く姿を じっと見ることができた
絵のまわりでは 今日初めて会った人や こどもや おなじみスタッフなどが
笑いながら 話しながら ついてくるのも見てた
絵と 人 ゆるやかに交差して わたしはそれを見るだけで 嬉しい

結構な距離をずんずん歩いた
今日の歩く絵くんは とってもアクティブ 自らおもしろポーズをとってくれる
シャッターチャンスだらけ
わたしもついつい 沢山写真をとってしまう
けど ファインダーばかりのぞいていてはいけないな とも思う
自分の目で見て あっ と思う瞬間を切り取る 
みなが油断しているようなときほど 良い写真がとれるような気がする
目に映るぜんぶが 主張しながら 調和している
ほんとうはいつだってそうなんだ けど それに気がつくことが 大切だね

歩いているときに見る絵と 絵がとまってやすんでいるときに見るのは少し違うとわかった
今日は 途中で休憩を挟んで 歩く絵君が椅子に座って休んで
わたしたちも一息ついているときが とてもよかった
絵が 自分のスタジオでみたときとぜんぜん違って見えて
うしろの木や川と同じように さわさわ揺れているみたいに見えた
木を眺めるみたいに 自然に絵を眺めることができた
何人かの 観光客のひとにも そうやって絵をみせることができて
感想もいただけた
うん ずっと歩くのではなく たまにとまってみること 大事みたい

絵が「見える」瞬間 タイミングは人それぞれで その対話がいつくるかはわかんない
今日参加したすべての人が 私の絵と一瞬でもコンタクトできたかは わかんない
私はただ なるべくそういう機会を増やすための さりげない仕掛けや
タイミングをつくるだけなんだ それしかできない
もしかしたら 今日パレードが終わって ひとりで電車で帰っているときに
そのタイミングが来るかもしれないし それは2年後かもしれないし こないかもしれない
けど たぶんそういうことだ
私自身は今日 2回くらい 絵とコンタクトがとれた
その時間は一瞬だったけど たぶんずっと覚えてる 

台湾の人はとにかく写真をとるのが大好きだなあ といつも思う
みな わりと良いカメラを持っていて 出会うとすぐ 記念撮影する
ギャラリーでもとにかく写真を撮っている
そしてそれをフェイスブックにアップする
それは ひとつの定着行為
私は普段 あんまり写真を撮らない 写真を撮った瞬間に そのものに対する思考が一応完結してしまうような気がして あまり撮らない
今はとにかく考えずに撮っているけど 自分の思考と 写真がきちんと足並み揃えないと
うまく経験を飲み込めない
油絵を描くこともそうだけど とにかく考えるのが遅い
スパパパっと消化できたらいいんだけどねえ
でも今回 写真をはじめて作品にしようとしていて これは挑戦です
あんまり考えずに撮った沢山の写真から じっくりゆっくり 見直しながら 考える作業をする そして選びとる これからそれをやる できるかな?

新しいこと 新しい仲間 新しい場所 で
どんどん 新しくやっていく けど たぶん やりたいことは いつも同じ
まだよくわからないんだけどねっっ

来週 最後のパレード まだまだ改良の余地あり
なんだか今日 すべて終わってひとり帰り道
台湾の景色に自分が埋没しそうになって つまり 日常 になりかけてると思って
それはそろそろ 台湾をでなきゃ ってことかもしれないね
帰ることを思うと さみしくてもどかしくてだだこねたくなるけど
台湾とねんごろになれた途端 目はその次に向いていくんだね
寂しい っていう気持ちは 今年のキーワードです
いつまでもいられない という思いが 次のことへ頭を向かす
死ぬのは寂しい けど 死ぬまでがんばる という大きな話に なってしまいますいつも

たくさん走って つかれたちー

なんだか 芸術鑑賞をしたい ひとりで と思ったので
明日は美術館巡りをしようと思う

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