ゆーーっくり寝て でも習慣で自然と4時と6時に目が覚めて また寝て
ああ〜 すっきり!
起きてカレーを作って 今日は こまごまとパレードの準備や Sandyと打ち合わせや
ごはんなどを と鼻歌まじりに過ごしていると
テミーちゃんと ともだちのダニエル君登場
いつも突然だなあ と思いながらも ダニエル君が パイを焼いてきました!と言って
ビールもあけちゃう?となって 午前中から乾杯
パイを焼く男子 素敵 ほんといい青年
とかわいわいやっていると 新人スタッフのケミーがやってきて
THAVのちえの絵が 湿気で壁からはがれたらしいから 今から行って直そうと言う
そうか〜 まあ さっと直して 戻ってくるつもりで OK!と言ってでかけた
なぜかテミーとダニエルも来る そしてテミーの友達のシカダが 設置などに詳しいから
今から呼ぶ とテミーが言って
わたしは ええ?だいじょうぶだよ〜 できるよ私自身で と言ったのだけど
そこからがもうほんと色々あった
今回 わたしの絵は 壁の事情で 特殊な設置の仕方になっている
大きな白い分厚いシートを壁面にぴーんと貼って その上にキャンバス布を
強力な両面テープと 保護用養生テープで貼って とめている
この方法は TAVで公開制作していたときも使っていた方法で
今回のキャンバス布はわりと軽いし 問題はなかった
大変なのは キャンバス布がよれてしわになったり 中に空気が入らないようにぴしっと貼ること ぼこぼこしてしまうと はがれやすくなるし 見た目も美しくない
で 今回 わたしが日本に帰国しているあいだに その作業が行われたので
私が設置に立ち会えなかった のが痛かった
オープニングで 出来映えをみたとき ん〜 なんか 指示したのとちがうなあ
あと しわになってるなあ これでとれないかな? と少し思っていて
とれたらもう一回やりなおそう と思っていたら ほんとにとれた
なので私は 自分の方法でもう一回きちんとやればいいや と最初から思っていて
そんなに心配はしてなかったんだけど
テミーが 友達を呼んで シカダは設置のマスターだから とか言うので
んー そう? わざわざ来てもらうの悪いなあ とか思ってたんだけど
スタッフのケミーは このような事態がまた起こることをおそれていて
今と別の方法がいいのじゃないか と思っている
そして テミーのともだちのシカダを 早速たよりにしている
で 実際着いて やりなおそう となったとき
シカダが 絵を木にはりつける方法に変更したほうがいいのじゃないか テープだと弱いのじゃないか というので 私は その方法はキャンバスに穴が空くし 大変だし
テープ ちゃんと貼ればきっとだいじょうぶ などと言ったのだけど
なんやかや 手伝ってくれてるみなが 中国語でいろいろな意見を話し合ってる
私は 何言ってるかわかんなくて
あの…その…となって なんだかもどかしい
そのうち はなしはどんどん進んで 木を使って 大工さんにやってもらう方向に傾いてて
なんだか わたしがいってることがあんまり信じてもらえない
わたしは一生懸命 はじめの設置があまり良くなかったということ
湿気は大きな問題ではないということ TAVではこの方法でうまくいったということ
きちんとぴーんと貼るにはこの方法がいいこと などを
なんとかスタッフケミーに説明する
なかなか納得しないケミー 彼女は たぶん大丈夫 ではなく 確実にはがれない方法でないとだめだ という
なぜなら キュレーションする立場の人間だからだ と言う
私は ケミーのきもちがよくわかる けれど ケミーの不安に根拠がないことも分かる
ならばとにかくやってみよう!ということで 手伝ってくれたテミーたちをフルに使って
ピッシーーーとキャンバスを貼る
妥協を許さず 完璧に貼る かなり大変な作業で 昼ころからやっているのに
できあがったのは19時くらいだった
なんどもケミーと話し合い わあわあやって シカダもテミーもダニエルもほかのスタッフもやんややんや混ざってもうすごいの 渦巻き
言いたいことがあふれだして でも上手く言えなくてあたまがオーバーヒート
中国語が聞き取れなくてもどかしくてうわーーあってなったり 英語がでてこなかったり
でもみな 超真剣
テミー達も 文句ひとつ言わず 夜までつきあってくれて
最終的に すったもんだしながらも ピシッと絵が貼れたとき
ああ 完成だ という 達成感があって みなで拍手した 夜に絵が 光った
やっぱり 絵の設置は自分でしたほうがいい
人にまかせていると 最終的な気持ちのくぎりがないまま 絵が手元を離れていく
今日 やっと あ できたんだな って思うことができた
みなへとへとで わあわあやりあったから ケミーも私もぐったりなんだけど
最後 ほら これはきっとだいじょうぶ
湿気が大きな問題ではないんだ 貼り方の問題なんだ どうか私を信じてください
と言うと
「OK,今回 私はちえを信じる ちえは毎日 この絵がはがれないよう神様にお祈りしてね」
と言った
これでまたはがれたら私やばいな と一瞬ひやっとしたけど
うん、わかった と言って 笑って おつかれさまって言って別れた
ケミーと なにか 近づいた気がした
とにかくすごかった 今日は 台湾にきて一番体力を使った 制作の次にしんどかった
そして もっと英語を勉強しなくちゃいけないなあ と本気で思った
さすがに気が抜けて ぼんやりしていると テミーがごはんに誘ってくれて
いつも色々強引なんだけど 結局その強引な優しさに救われている私は
この テミーの底抜けの優しさと 一日中にこにこ手伝ってねぎらってくれたダニエルに
感謝のきもちでいっぱいだ そしていきなり呼ばれたのに来てくれて 最後まで色々良い方法を一緒に考えて設置してくれたシカダも すごい なぜこんなに優しいの真剣なの
みなでビールを呑んで 屋台で飯を食って 笑って 途中からタイのアーチストカップルも合流して わいわいする
疲れてヒートアップしたあたまが すこしづつとろけていく
沢山のことを 思いすぎて 今宵はもう だめです
自分のもどかしさ 伝えることの大変さ 真剣に考えたらいろいろぶつかるってこと
そんな中 身にしみる優しさ
絵のまわりに 渦ができた
ぐねぐねぐね
ぐねぐね
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