2012年3月23日金曜日

ただいまー台北

いや〜〜〜
怒濤の東京滞在
人に会ったり展示をみたり打ち合わせしたりプールの仲間を見送ったり呑んだり食べたり

めまぐるしかったけど 帰ってよかった
東京に帰り着いたとたん 日本中がぬわ〜んとした なにか 濁りのような
あたたかい濁りのようなものに包まれているような気がして すこし怖かった
けど 水ちゃんやかもくんやサッコと会って はなしをしたり 展示をみたりして
今 わたしがまさに!思っていたことを みなが思っているようなかんじがあって
うれしかった しゃべれてよかった
やっぱり 日本は今 超危機的状況にあるんだ
海外にいるとなかなか届かない すごく細かいこと でも それがちいさな濁りになって
いろいろなことを鈍らせている
そのことに気づいて 戦慄するけれど 同時に この 今の自分のエネルギーを
やっぱりきちんと使って 自分が 自分たちが どうにかしていくんだ と
思うことができた
当事者意識が薄れていることが なんとなくやりすごそうと ごまかしていることが出来ない
逃れようと思っても やっぱり 家族が一生家族であることと同じで
逃げるところなんてない
日本に目を向けなきゃいけないんだなあ
きちんと わかるため 忘れないため 向き合うために
外国へいったり ものをつくったり するんだ

そういうことを 日本語で 日本の友達と話すことができてよかったー
アーチストの役割が 問われている
そして 突破口はここにあるっっ と思った

さて
今回帰った目的のひとつ プールの仲間 タキムラと黒田が 就職するので 卒業(退職)ということで 最後の勤務のあと みなでプールに突き落とし大会をした
このふたりは 高校生のときから知ってる !!
すごいねえ 成長みてきてるよ 親のようなきもちだよほんとうに
はじめのころの印象からどんどん変化していく若者 それを目の当たりにするだけで
やっていける!やっていこう!と思える尊い存在です
プールはざぶざぶ波たって きらきら光ってた
古い水が流れ出て 循環してた
ふたりとも これから社会人 おめでとう!
バイト仲間がみんな来てて 赤いTシャツいっぱい
 かもくんの個展もすばらしかった
何度もみたくなる絵だったし 絵の前で 遊ぶ!というより とにかく時間をすごしたい と思える絵だった
自分がやるべきことを 奮い立たせてもらいました ありがとう

サッコも 石巻をでて 今は横浜に住んでいる
たくさんはなしをして やっぱり 表現していきたいねって それが必要だねって
わかった

みずちゃんも印度から帰ってきて いろいろなことがクリアーになって
遠く 台北と印度での違う経験だったのに ふたりとも同じこと言ってて笑った
とにかく そういう時期なんだね だれもが

震災から一年で ひどい無力感もあったけど
今はやっぱり 前とは違う しかも 明日のほうを見ている とわかる
ひとりじゃなく たぶんみんな

やり方はそれぞれで 歩みの早さもそれぞれだけど
やがていきつくよ すごく当たり前で 力強い方に
 うおー がんばるっ

夜 台北に帰国
飛行機で 雲がザッてとぎれて 街がみえたとき 東京と台北がまったく重なってみえつつも そのどちらでもない 新しい風景が見えた気がした
知ってしまった分 重なるイメージ
より重く より深く

あと一ヶ月
はしりまわるぞ!!えいーっ

いい写真だ
 

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